【入院のお見舞い】もらって嬉しいもの9選

がんサバイバーのまりもです。私は今までに4度の入院を経験しました。短いものは一週間、がん治療の場合は3ヶ月入院しました。
今回は入院中にいただいたもので嬉しかったものや役に立ったアイテムをご紹介したいと思います。

【入院のお見舞い】もらって嬉しいもの9選

ストロー付きタンブラー

ストロー付きタンブラー

二度目の入院時にいただき、重宝したのがストロー付きのタンブラー。特に術後、思うように身体が動かない時、こぼさず一人で飲むことができました。聞くところによると、100均でも販売されているとのこと。

フェイスタオル

タオルは入院時の必需品。特にフェイスタオルは毎回5枚ほど持参するので吸収性のよいタオルをいただくのは嬉しいです。私は友人のお見舞いにはタオルセットを選んでいます。

ルームシューズ

ルームシューズ

入院中はかかとのあるルームシューズが必要となります。私の場合9月の入院当初は夏用サンダルを履いていたのですが、10月半ばを過ぎると院内でも素足は寒くなります。そんな時、友人があったかルームシューズをお見舞いに持ってきてくれました。長期の入院は季節が変わり、衣替えが必要になります。そんな時、季節に合ったプレゼントをいただくと、喜ばれると思いますよ。

お花

定番ですがお花は嬉しいものです。殺風景な病室にお花があるだけで、心がやわらぎます。ただし病室には花瓶がありませんので、花瓶を用意してもらえると助かります。
私は毎日の水替えと茎の先端をカットし、10日から2週間お花を楽しませてもらいました。病人は暇なのでお花を長持ちさせることができます(笑)

お守り(部位に特化した神社)

御首神社の御神砂

がん患者は多方面からお守りをいただく機会が増えます。ありがたいことなのですが、一定数を越えると神様同士がけんかしないかとヒヤヒヤするんです。
そんな状況にもなり得るお守りですが、いただいて嬉しかったお守りが一つだけあります。それはがんの部位に特化したお守りをいただいた時のことです。

私のがんは口腔がんですが、職場の方が首から上の病に効く御首神社に足を運びお守りを買ってきてくださいました。

名の知れた神社のお守りもありがたいですが、がん種を理解してもっとも患者にふさわしい神様の元へお参りに行ってくれたことが嬉しかったです。

さて、次はもらって困ったものをひとつだけご紹介します。

果物のもりかご

定番中の定番と思われる果物のもりかご、もしくは詰め合わせセット。
一番厄介なのは果物ナイフが必要になるからです。病室には原則刃物は持ち込み禁止のところが多く、扱いに困るのです。私の場合、売店で果物ナイフを購入してきてくれたので、使用後は内緒で保持していましたがあまり良いことではありません。

そして果物はものによっては日持ちがしません。さらに一人では食べきれないのです。それでももったいないので懸命に消化しましたが、全て食べきることはできませんでした。

おそらく頻繁に家族がお見舞いに来る環境なら問題なかったはず。私のように遠方でぼっちで入院するパターンは避けていただいた方がよろしいかと思います。

ここからは番外編です。お金では買えないもの、手に入れることが難しいものなので参考程度にご覧ください。

千羽鶴

友人のご家族が千羽鶴を折ってくださいました。聞けば今は亡きお祖母さまの形見の折り紙を使って折ってくださったとのこと。千羽鶴を折ったことはありましたが、もらう側になるとは思いもよらず、すごく嬉しかったです。今も大切に飾っています。

だるま

だるま

参考にならずすみません(笑)
当時勤めていた職場の上司がだるまを用意してくださいました。取引先の文具店から取り寄せてもらい、同僚がだるまを病室まで運んでくれました。だるまという発想がとてもユニークで、病室を訪れる看護師さんまでも興味深々。実は片目を入れる筆を忘れたようで、次に来た職場の後輩が筆を持参し無事、目を入れることができたエピソードがあります。

ビデオレターとメッセージボード

上記に登場した後輩が、職員全員のメッセージが入ったビデオレター(DVD)をパソコンと一緒に届けてくれたのが一番嬉しかった出来事です。というのも私は他県に入院していたので電車で片道3時間かかります。知らない土地をスマホ片手にここまで来てくれたのかと思うと胸が熱くなりました。そして彼女は入社して間もない新入社員。まだ知り合って5ヶ月の私のために、ビデオレターを作ってくれた気持ちが嬉しかったですね。

一番嬉しいのはモノではなく気持ち

実は患者が一番嬉しいのは、病院に足を運んでくれることなのです。

顔を見に来てくれるだけで嬉しい。

話を聞いてくれるだけで嬉しい。

私という存在を忘れずに、気にかけてくれることが嬉しいのです。

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