【闘病記】重粒子線治療の適応条件と副作用

重粒子線治療

愛知県がんセンター中央病院を受診した際、手術以外に重粒子線治療がある、と医師からアドバイスを受けました。その数日後、母親が乳がん経験者の友人から粒子線治療の話を聞くことに。

そして自宅まで粒子線治療の資料を届けていただいたことで、重粒子線治療について前向きに考えるようになりました。

重粒子線治療を調べると、いくつか適応条件があるのです。

重粒子線治療の適応条件

  • 腫瘍が10cm以下であること
  • 転移がないこと
  • 過去に放射線治療を受けたことがないこと

私の場合、腫瘍の大きさは5cmなので問題なし。しかしリンパ節転移はありといわれているので、重粒子線を希望しても適応外の可能性があります。

そんな不安を放射線科医に伝えると、重粒子線治療について詳しく教えていただきました。

舌下部に照射した場合の副作用、後遺症、デメリット

舌下部に重粒子線治療を照射した場合

  • 顎がもろくなり顎骨壊死になる
  • 喉の奥に潰瘍ができ嚥下障害がおこる
  • 味覚障害が出る
  • 重粒子線治療を受けた部位は手術ができなくなる
    再発した場合、手術はできない

そして

  • 重粒子線治療の5年制御率は50%
  • 手術を受けた場合の5年生存率は60%

それから重粒子線治療は新しい治療法で治療実績が少ないこと

「以上のことから私は放射線科医でありますが、もし自分の身内があなたと同じ状態でしたら、私は手術を勧めます」というのが放射線科医の意見でした。

上咽頭に照射した場合の後遺症

腺様嚢胞癌で重粒子線治療を経験したヤマさんこと山本翔太さんが「がんノート」に出演されました。その中で重粒子線治療の後遺症についてふれています。
上咽頭に重粒子線治療後の現在の後遺症

  • 唾液の減少
  • ドライアイ
  • 視力の低下
  • 発声障害(ま行が言いづらい)
  • 開口障害
  • 嚥下障害
  • 脳浮腫

詳しくはこちらの「がんノート」をご覧ください。

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