【青春18きっぷ】静岡から東京をワープ3選

青春18きっぷの旅

青春18きっぷで東京を目指すというと、ひたすら鈍行列車に揺られて・・・というイメージを抱く人が多いと思います。例えば、少しの追加資金で快適さを優先し大人の18きっぷの旅を楽しむのはいかがでしょうか。今回は、苦行とも言われる静岡エリアを快適に過ごす方法をお伝えしたいと思います。

【青春18きっぷ】静岡から東京をワープ

ホームライナーを使う

ホームライナーは、JRが主に通勤・通学時間帯に運転している列車の総称です。運賃とは別に有料の乗車整理券を購入することで、座席への着席が保障されます。
静岡はロングシート車の運用が多く、快速が走らない区間で利用すると時間短縮にもなるのが大きなメリット。

JR東海エリアでは、浜松ー静岡ー沼津間でホームライナーを運転しています。利用する場合は、青春18きっぷのほかに乗車整理券(320円)が必要です。

販売方法と発売時期

JR東海のホームページによると以下のように案内があります。

  • 始発駅の発車時刻が午前のホームライナーの乗車整理券は、始発駅を発車する日の1週間前の朝5時から発売します。
  • 始発駅の発車時刻が午後のホームライナーの乗車整理券は、始発駅を発車する日当日の16時から発売します。

ということで、ムーンライトながらのように1ヶ月前からの事前購入はできないようです。
当日ホームにある券売機を利用するか、車内で

主に通勤・通学利用者のための列車なので、土曜・日曜は運休の場合が多いです。

運転時間帯が限られているというデメリットはありますが、青春18きっぷの旅にホームライナーを組み込むことによって、快適に移動することができます。

「ぷらっとこだま」でワープ

新幹線のこだまを利用してワープする方法です。新幹線利用なので、青春18きっぷとは別に乗車券が必要になります。
今回ご紹介する「ぷらっとこだま」はJR東海ツアーズが販売する企画旅行です。つまり当日購入はできません。事前に予約が必要となります。

静岡ー新横浜

ぷらっとこだまで静岡ー新横浜を利用した場合、料金は4600円(通常期)
あと100円を足せば、東京まで乗れますので、ぷらっとこだまを利用する場合は静岡ー東京(4700円)がお得感が出ますね。

購入方法

購入は下記の方法があります。

  • インターネット予約(eぷらっとネット)・・・1ヶ月前から5日前まで
  • 電話予約・・・出発2日前まで(来店受け取りの場合)
  • JR東海ツアーズ支店・・・出発前日まで
  • JTB各店、総合提携店・・・事前に要問い合わせ
ぷらっとこだまを利用すると、追加料金はかかりますが、静岡ー東京間を約90分短縮することができます。

しかしこれでは青春18きっぷを使う楽しみがなくなる・・・という方にはこちら

静岡ー熱海を新幹線でワープ

乗車時間は半分以下

静岡ー熱海を普通電車で乗り継ぐと約75分かかりますが、新幹線なら乗車時間約35分。45分の短縮となります。

料金は3050円

静岡ー熱海の料金は3050円です。これを安いと思うか、高いと思うかはご自身の年齢と体力、気力で変わってくると思います。ちなみにアラフォーの私にとっては納得のお値段だと思います。

新幹線(こだま)を利用すると、追加料金はかかりますが、静岡ー熱海間を約45分短縮することができます。

静岡ー三島を新幹線でワープ

ひかり利用で乗車時間は17分

静岡ー三島を普通電車で行くと60分かかりますが、新幹線(ひかり)なら乗車時間17分。約40分の短縮となります。

料金は1950円

静岡ー三島の料金は1950円です。

新幹線(ひかり)を利用すると、追加料金はかかりますが、静岡ー三島間を約40分短縮することができます。

熱海ー東京はグリーン車を使う

熱海ー東京間はグリーン車が連結されており、青春18きっぷでは普通列車のグリーン車自由席を利用することができます。

関西圏では見られないのですが、二階建て車両にリクライニングつきクロスシートの車両という豪華装備。これは一度乗ってみる価値はありそうですね。

普通列車のグリーン料金

グリーン車に乗るにはグリーン券が必要です。料金は目的地までの距離別(~50kmまでと51km以上)と曜日別(平日・土日祝)に加え、車内購入か事前購入かによって分けられています。

営業キロ 事前購入 車内購入
平日 休日 平日 休日
50キロまで 770円 570円 1030円 830円
51キロ以上 980円 780円 1240円 1040円

※料金表の「休日」は土曜・日曜・祝日・振替休日と年末年始(12月29日~1月3日)です。

注意点は、車内では現金のみの取り扱いとなります。

グリーン券の種類

グリーン券には紙の「磁気グリーン券」と「Suicaグリーン券」の2種類があります。駅のホームで購入できるのはSuicaグリーン券のみです。

つまりSuicaを持っていない場合、一旦改札を出てみどりの窓口で購入することになります。時間がなければ車内で「グリーンアテンダント」と呼ばれる乗務員さんから購入できますが、車内で買うと260円高くなってしまいます。

また、グリーン券の有効期限は当日1回限りですので、グリーン車に乗る場合は当日購入する必要があります。
ここは少し時間に余裕のある行程で計画し、一気に東京を目指したいところです。

私のオススメは、静岡ー三島間を新幹線、熱海ー東京間をグリーン車利用がベストプランです。

まとめ

旅の途中に指定席や新幹線を挟むことで随分楽な移動になり、旅の楽しさが倍になります。
学生時代のような貧乏旅行をもう一度経験するのもよし、少しの追加資金で大人の18きっぷ旅にするのもいいでしょう。
あれこれ考えながら鉄道の旅を楽しむ、それが青春18きっぷの醍醐味かもしれません。これでお金が節約できたら、東京で美味しいものを食べて、贅沢してから帰りましょう。

さて、帰りはムーンライトながらで帰りましょうか?

2018年夏、学生時代からの夢であったムーンライトながらに乗るために東京へ行ってきました。4泊5日の費用は交通費、宿泊費合わせて16,627円。さて、どんな手段で旅したのかご紹介したいと思います。

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